BEAUTY TOPICS

赤ちゃんはどんなもので洗ったらいいの?

赤ちゃんはどんなもので洗ったらいいの?

『ベビーシャンプー』と聞くと、どのようなイメージを抱かれますでしょうか?

お肌に優しい、無添加、天然由来やオーガニックなもの、赤ちゃんが使っても安全であるもの。恐らく大半の方はこのようなイメージを持たれる方が多いと思います。もちろん、デリケートな赤ちゃんの肌に使用するものは安全で肌に負担をかけないもので洗いたいものです。では赤ちゃんはどのようなもので洗うとよいのでしょうか?

市販されているベビーシャンプーやベビーソープ等は種類も豊富で本当に安全なものなのか判断することは難しいです。なぜなら私たちが持っているベビーシャンプーのイメージとはかけ離れた製品が多く販売されているからです。本記事では市販のベビーシャンプーに実際に使われている洗浄剤や、私たち大人が使うボディシャンプー(ボデイソープ)に使われている洗浄剤、そして 安全で肌に優しいと言われている石鹸のメリット、デメリットなどについても詳しくお話していきます。

 

安全な洗浄剤を知ることでお肌がデリケートな赤ちゃんを守るご参考にしていただければと思います。

ベビーシャンプーに使われている洗剤ってどんなもの? 

赤ちゃんの肌を優しく洗い上げる目的で作られているベビーシャンプー。全身用や髪専用など、現在市販されているベビーシャンプーは種類がとても豊富です。
・低刺激
・オーガニック
・無添加/無着色/無香料
・シリコンフリー/パラベンフリー/サルフェートフリー(※)
(※)ラウリル硫酸、ラウレス硫酸を使用していないシャンプーのこと

ほとんどのベビーシャンプーが上記のようなワードが入っているものが多く、違いも分からず、一体どのベビーシャンプーを選べばよいか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか?

赤ちゃんの肌は皮膚が薄くとても敏感で、バリア機能が未熟な状態です。外部からの刺激を防ぐ機能が備わっていないため、乾燥やトラブルも起こしやすい状態になっています。「大人が使うシャンプーやボディーシャンプー等洗浄剤は、赤ちゃんには刺激が強く使わない方が良い!」と思われている方も多いでしょう。

洗浄剤に硫酸系洗浄剤(*¹)を使用しているシャンプーは髪や肌にとても刺激があり、トラブルの原因になってしまう…という事実は昨今少しずつ認知されつつあります。硫酸系洗浄剤は刺激があるのだから、もちろん赤ちゃん用として販売されているベビーシャンプーには使用されていない!と思われがちです。しかしながら、一部のベビーシャンプーには硫酸系洗浄剤を使用している物が未だ沢山あるのです。シャンプーの裏表示を確認して硫酸系洗浄剤(*¹) が表記されている物には注意しましょう。
(*¹) 硫酸系洗浄剤…ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Na、C12~14スルホン酸Na、スルホコハク酸

硫酸系洗浄剤の刺激が認知されつつありますが、人体と同じ成分でもあるアミノ酸系洗浄剤を使用しているアミノ酸系シャンプーは肌に優しいものとして広まりをみせています。この“肌に優しい”イメージが定着したアミノ酸系洗浄剤を使用したベビーシャンプーも勿論多くあります。

しかし・・・

実はこのアミノ酸系シャンプーに使用されている「アミノ酸系洗浄剤」は「硫酸系洗浄剤」よりもお肌への刺激が強い!のです!

 

 

上のグラフは硫酸系洗浄剤とアミノ酸系洗浄剤を人工的に作った未熟な肌細胞(敏感肌)に加えて、どれだけ細胞が死滅しているのかを表したグラフです。黄色が硫酸系洗浄剤、ピンク色がアミノ酸系洗浄剤です。

両者どちらも高い数値で細胞を死滅させています。
アミノ酸系洗浄剤は80.9%と硫酸系洗浄剤の55.0%よりも細胞が死滅しているので、肌に優しいと言われているアミノ酸系シャンプーは硫酸系シャンプーよりも肌への刺激が強いことがわかります。

アミノ酸は人体の構成成分のひとつでもあり、皮膚に含まれるアミノ酸と同じアミノ酸をシャンプーの洗浄剤に使用しているため、肌や頭皮に吸着しやすい危険性があります。吸着することにより皮膚は炎症やかゆみを引き起こす可能性があります。

つまり、アミノ酸単体が悪いのではなく、肌に吸着しやすいアミノ酸を洗浄剤にしていることが刺激に繋がってしまうのです!

ベビーシャンプーの種類の中でも多いのが、このアミノ酸系洗浄剤です。無添加やオーガニックという謳い文句を選ぶ時の基準にするのではなく、洗浄剤の成分をしっかりと見極める必要があります。

大人が使うボディシャンプー(ボディソープ)の特徴・選び方

ベビーシャンプーには刺激のある洗浄剤が使用されていることをお伝えしてきましたが、大人が使っているボディシャンプー(ボディソープ)はどうでしょうか?

身体を洗うために使用するボディシャンプー(ボディソープ)ですが、乾燥肌向けの保湿成分配合やそれぞれの悩みに応じた薬用タイプなど様々な種類の商品がドラッグストアやバラエティショップに並んでいます。

これら特徴タイプ別の商品を選んで購入されている方も多いと思いますが、私たちが使用する保湿や薬用に特化したボディシャンプー(ボディソープ)はお肌に安全なものなのでしょうか?
結論からお伝えすると、どちらもお肌に安全なものではございません。この理由はボディシャンプー(ボディソープ)に配合されている「洗浄剤」にあります。

一般的に市販されているボディシャンプーには、洗浄剤として硫酸系(*¹) や アミノ酸系(*²)の洗浄剤が使用されています。

どちらの成分もお肌に対しての刺激が強く、肌荒れや乾燥肌を引き起こす原因になってしまいます。
ボディシャンプー(ボディソープ)の内容成分は、水が約8割、汚れを落とす洗浄成分が1~1.5割。では、保湿成分はというと残りの数パーセントに過ぎません。これでは保湿効果は期待できません。

ここから分かることは、ボディシャンプー(ボディソープ)はほとんどが水と洗浄成分で構成されているということです。

薬用ボディシャンプー(ボディソープ)についても同じです。「薬用」と聞くといろんなトラブルに効果があるように思いますが、薬用タイプの商品に配合されている「有効成分」も刺激の強い洗浄剤を使用しているとなると結局意味がなくなってしまいます。

有効成分とは、医薬部外品薬用化粧品に配合されており、厚生労働省が効果や効能、安全性を認めている成分のことを言いますが、このように効果が期待されている成分を配合していたとしても、お肌に対して刺激が強い硫酸系やアミノ酸系の洗浄剤を使用することで適切な効果が期待できなくなってしまうのです。

 

赤ちゃん用に作られているベビーシャンプーと、私たち大人が使っているボディシャンプー(ボディソープ)の成分を比べるとベビーシャンプーは大人のボディシャンプー(ボディソープ)よりも植物エキスや、オイル等の成分が少なくなってシンプルになっているだけです。メインである洗浄剤は同じものが使われています。

お肌は油分が足りないと判断し過剰に皮脂を分泌するため、ニキビの発生や脂性肌の原因へと繋がってしまいます。肌荒れを解消するために薬用の商品を使用しているのにも関わらず、肌荒れを起こしてしまっていては本末転倒ですよね。

このように一般的に販売されているボディシャンプー(ボディソープ)を使用することにより、乾燥肌や脂性肌、肌荒れなどの肌トラブルを引き起こしてしまいます。前述した通り、裏面の内容成分を確認した際に水の次に多く配合されている洗浄剤が、お肌に刺激を与える原因となっているため、「保湿成分配合」や「薬用」という文言ではなく、「洗浄剤に何を使用しているか」を確認して、ボディシャンプー(ボディソープ)を選ぶ必要があります。

では硫酸系やアミノ酸系の洗浄剤以外で刺激がなく肌に優しいものというと一番最初に思い浮かべるのは石けんかと思います。しかし、石けんはどんなものか聞かれたときに詳しくはお答えできない方がほとんどです。石けんとは何か、実際に石けん優しいのかについてお話ししていきたいと思います。

(*¹) 硫酸系洗浄剤…ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Na、C12~14スルホン酸Na、スルホコハク酸
(*²) アミノ酸系洗浄剤…ラウロイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルグリシンNa、ラウロイルサルコシンNa

 

石けんのメリット、デメリットについて

石鹸のメリットデメリット

 

肌に優しいと言われている石けんですがどのように作られているかご存知でしょうか?
石けんを作る際には、天然油脂(もしくは脂肪酸)と苛性ソーダと呼ばれる成分を使います。「苛性ソーダ」という言葉は聞き馴染みがないと思いますが、この成分は強アルカリの水酸化ナトリウムになります。このアルカリ剤と油脂を反応させ、加熱することで石けんは完成します。

実はこの苛性ソーダ、、、劇薬指定されているほど危険な薬品なのです!

「それほど危険な薬品なのに、どうして使用するの?」と思われている方もいらっしゃると思いますが、石けん作りをする上でこの薬品は必要不可欠です。使用しなければ形にならないものではありますが、一方でお肌への刺激となる成分でもあるのです。それでは何故「石けんはお肌にやさしい」と言われているのでしょうか?
それは石鹸は『合成界面活性剤』を使用していないからです。合成洗剤と石けんの製造方法に実は大きな違いがあります。先ほどお話ししたように、石けんは油脂を原料に製造されています。対して合成洗剤は、石油を原料に製造されます。合成洗剤の場合、まずは石油からアルキルベンゼンなどの合成界活性剤原料を作り、複雑な化学合成を繰り返すことで合成界面活性剤を作り出しています。

この合成界面活性剤が、お肌に刺激を与える成分として認識されているものです。だからこそ合成界面活性剤を配合していない石けんは、お肌にやさしいと言われているのです。優しいと言われている石けんのデメリットについてもお話していきます。どんな人にも安全というイメージですが実際に石けんが肌に合わないという方も世の中にはいます。症状も人それぞれでヒリヒリしたり赤味が出たりすることもあります。このようなお話をすると「お肌にやさしいと言われている石けんよりも低刺激な洗浄剤なんてあるの?」と思っている方もいらっしゃると思いますが、実はあります。実際に刺激の試験データもありますので下のグラフをご確認ください。

 

細胞生存率_石鹸比較

 

 

上のグラフは、硫酸当社の洗浄剤ラウレス-3酢酸アミノ酸石けん低刺激性の比較グラフで、人工細胞にそれぞれの洗浄剤に10分間暴露した際に、細胞がどのくらい生きているのかを試験した結果です。

縦軸は細胞の生存率を表しているため、100%に近づくほど多くの細胞が生き残っていると言えます。グラフをご覧いただくと、一般的にお肌にやさしいと言われている石けんの細胞生存率は、60%強の数値を示しているのに対し、当社の洗浄剤であるラウレス-3酢酸アミノ酸は80%弱の数値を示しています。

この試験の結果から、ラウレス-3酢酸アミノ酸は石けん以上の低刺激性を証明しています。石けん以上の安全性と使い心地の良さを兼ね備えたお酢系洗浄剤のラウレス-3酢酸アミノ酸を配合しているのはバーデンスのボディシャンプーです。

最後に:赤ちゃんにはお酢系洗浄剤バーデンスのボディシャンプーがおすすめ!

赤ちゃんのつるつるお肌を守るには先ほどお話させていただいたお酢系洗浄剤を使用したバーデンスボディシャンプーです。赤ちゃんだけでなく、大人にもぜひ使っていただきたいボディシャンプーで、家族のみなさまでご使用することができます。

バーデンスボディシャンプーの特徴は、ボディシャンプー1つで3通りの使い方ができるることでもあります。

お酢系洗浄剤(ラウレス-3酢酸アミノ酸)をベースに作られたボディシャンプーは、前述で述べましたように石けんよりも低刺激でお肌のうるおいを残しつつ、しっかり汚れも落とします。お肌への安全性はもちろん、泡立ちがよく、うるおいは残しながら高い洗浄力で体の汚れを落とします。さっぱりした洗い上がりを実現するために石けん成分も配合していますが、必要な皮脂は残すのでしっとりしたお肌が持続し繊細な赤ちゃんのお肌、デリケートなお肌や乾燥が気になる方、幅広い年齢層でお使いいただけます。

泡が出るフォーマーポンプに、水で希釈して使用することでハンドソープや洗顔フォームとしてもお使いいただけます。


 

ボディシャンプーと水を『1:1』に希釈して
洗顔フォーム

badens_handsoap

 

ボディシャンプーと水を『1:2』に希釈して
ハンドソープ

 

 

赤ちゃんには、こちらのボディシャンプーと水を『1:2』で希釈した泡で全身を優しく洗うのがお勧めです!

badens_sengan

 

赤ちゃんのお肌は大人よりも繊細なので、あらゆる刺激にとても敏感です。
硫酸系洗浄剤やアミノ酸系洗浄剤等の刺激のあるベビーシャンプーで洗ってしまうと肌のバリア機能が上手く構築されなくなってしまうため、アトピーやアレルギーを引き起こしてしまう可能性が非常に高くなってしまいます。

赤ちゃんには刺激の無いバーデンスのボディシャンプーで洗っていただくのが一番です。

 

 

今回はベビーシャンプーやボディシャンプー、石けん等に使われている洗浄剤についてお話しさせていただきました。

いろんな種類の洗浄剤の危険性についてご理解いただけたのではないかと思います。

バーデンスのボディシャンプーはご家族みなさまのお肌を優しく洗いあげ、1つで3通りの使い方ができるところなど、コストパフォーマンスもとても高いバーデンスボディシャンプーです。

 

大切な赤ちゃんのお肌を守るためにも、是非、特許取得のお酢系洗浄剤「バーデンスボディシャンプー」をご使用くださいね!

Badens その他

全身やオーラルケアの他、食器・衣類まで洗えて手肌を護る